2018年02月09日

少しアイルランドを語りたい 2


前回1972年に起こったいわゆる「血の日曜日」事件とそれにすぐさま呼応したジョンレノンのナンバーのことを書いた。それからまた10年ほどたった1983年にトップバンドへの階段を駆け上りつつあったU2が発表したナンバーがこれ。テーマはジョンと同じ「血の日曜日」事件についてだ。‘How long, how long must we sing this song? ’「一体いつまでオレたちはこの歌を歌い続けなきゃいけないんだ?」切実な叫びはこの名曲にさらなる深みを与えた。そして頑強なアイルランド人の魂の一端を垣間見た気持ちにさせられる。
前回キャメロン首相が、、と書いたがいろいろ調べてたら1998年にイギリスが公式に謝罪したと書いてる人もいたなあ、もうちょっとよく調べてみなくちゃわからんぜ。

さて普通にアイルランドに飛行機で行きたいとすればまずイギリスのヒースロー空港を経由しないといけない。そこでアイルランドを象徴する四つ葉のクローバーが描かれたエアリンガスという会社の飛行機に乗らなければならない。オレが行ったときは夜の便だからか知らないけど1時間半ぐらいの飛行時間にもかかわらず酒がばんばん出てきてノリがいいCAたちと大盛り上がり。今じゃどうなってんだろうかなあ、、
飛行機が漆黒の闇を抜けるとオレンジ色の暖かい照明でいっぱいのアイルランドの空港がオレたちを出迎えてくれる。オレはこんなに魅力的な夜の空港をかつて見たことがないよ。写真でもとっておけばよかったなあ。

さて写真ということで思い出した話しがある。次の日の昼に彼女ととりあえずトリニティカレッジにでも行ってみようかということになりまたそこがめちゃくちゃきれいなところでね。オレはパシャパシャ写真をとっていたわけ。すると彼女がみるみる不機嫌になっていくわけ。え、どうしたの?と聞くと彼女はあなたを含めて日本人たちに言いたいことがあると話し始めた。「なんでそんなにところかまわず写真を撮りまくるの?場所が場所ならスパイ容疑で捕まるよ?世界のいろんな人たちがそんな日本人を見て笑っているよ?」とかなりキツイ小言をいただいてしまった。確かにそうだよな、、オレたち記憶の中に一生懸命残すことを忘れてるよな。一番大事なのはその時その時自分の目で見て何かを感じ取ることなのにね。ものすご〜〜く反省。
インスタグラムとか流行っている現在日本人のマナーは世界からどう見られているのだろう。みなさんも写真はほどほどにね。
posted by オーナーセイジ at 15:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2018年02月01日

少しアイルランドを語りたい 1


今から20年ほど前オレにはアイルランド人の彼女がいてその子がアイルランドに帰ったあと一度だけ会いに行ったことがある。その10日ほどの旅をもってその恋は終わり、オレもまたひとつ大人になったようなそんな気がした。語り尽くせぬ思いを少しだけ言葉にできたらうれしいな、オレは。
そもそもみんなアイルランドという国にそれほど関心はないのかもしれない。なのでざっくり説明する。世界地図で見るとイギリスの上にあるアイルランド島はダブリンを首都とするアイルランド共和国とイギリス領の北アイルランドとにわかれている。オレが行ったのはアイルランド共和国のほうである。

アイルランドの歴史を少し学ぶとわかってくるのが侵略され蹂躙されそのたび不屈の闘志で立ち上がったといえば聞こえはいいが何百年もの間立ち込める黒雲の中で耐え忍んできた苦渋と悲しみと闘争の日々が少し前までそこにあったという事実である。
それを象徴する事件のひとつとして1972年に北アイルランドで起こった「血の日曜日」というものがある。非武装のデモ隊をイギリス兵が銃撃し13人だか14人だかの10代の若者が無残にも殺されたという事件である。アイルランド系イギリス人であったジョンレノンが衝撃を受けすぐに発表した曲が動画に貼ってある曲だ。アングロサクソンの豚野郎がとか強烈なフレーズがまさにジョンの真骨頂であるし、妙に不安を掻き立てられるヨーコのコーラスもこの曲のメッセージ性を最大に引き出している。
今の時代こんな事件が起きたとして誰かがこんな風に優れたミュージックで表現してくれるのだろうか。それとも相も変わらずネットで戦犯探しがおこなわれて、誹謗中傷合戦が起きてチャンチャンなんだろうか、、こうやって時代をえぐりだしていたからこそジョンの音楽は素晴らしかったのだとあらためて思う。

なんだかテーマがすっかりずれてしまったけれどその「血の日曜日」事件に関してイギリスが正式に謝罪したのは何10年もたった後の2016年、キャメロン首相の口を通してであった。
posted by オーナーセイジ at 16:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記