2022年03月30日

ギックリしたなあ、もう

「ぎっくり腰」それがオレにくだされた診断だった。ぎっくりとかいうポップな響きのわりにまじで半端なくつらい。びっくりとかさっくりとかしゃっくりとかそういったものの仲間じゃなかったのかよ、ぎっくりって。でもまあそれらの仲間っぽいぽっくりに至っては死を意味するわけだしなあ、と誰が名付けたかわからないものに頭を悩ませても仕方ないのだがともかくオレは「ぎっくり腰」を発症してしまった。

ほんとうに腰って大事なんだなあ。今更ながらにそう思う。激痛すぎてよく寝れないし、起き上がるのにもそれ相応の苦痛をともなうわけだ。靴下を履くとかいう日常のちっぽけなアクションベスト10には入るだろう行為すらまともにできやしない。もし常連の方でこのブログを読んだ方がいたらそういうわけなんで多少なりともいたわりの気持ちをもってオレに接してほしいと強く願う。

さてインスタのほうではけっこう前に発信したけど映画「コーダ(あいのうた)」が名作すぎてやばい。なんならここ10年ぐらいの映画で一番好きかもしれない。オレが映画館で観たときはだんだん追いやられて朝の8時半からのロードショウということでなかなかつらかったけど、がんばって行ってよかった。
もちろんオレだけじゃなくたくさんの人が感動しているようでオレの大嫌いなアカデミーなんとかとかもいろいろ受賞しているみたいである。こういった映画が認められるのは本当に素直にうれしい。
音楽好きの視点でいうとやはりジョニミッチェルの「青春の光と影」という名曲が素晴らしい使い方をされてるのが圧倒的に心に残る。
それと映画の途中で主人公の女性の部屋に男性が行くとレコードプレーヤーの横にシャッグスのアナログ盤が置いてある。シャッグスのそのアルバムはどっかの父親が楽器もできない楽譜も読めない超ド級のシロウトの娘たちにバンドを組ませて録音したまあロック界では有名な珍盤なんだが、このイノセントでピュアと言えなくもない音楽性に感銘を受けた音楽家は意外と多く有名なところではフランクザッパとかカートコバーンなどがいる。つまり指さされて笑われるようなものがいつしか不思議な輝きを持って存在感を放つ、まさにこの映画に登場する家族のようでもありこの映画そのもののようでもあるのではないだろうか。
ぜひみなさんも映画館でご覧になってください。それではまた。
posted by オーナーセイジ at 17:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記