2018年11月20日

今話題のあのバンドのこと


クイーンの代表曲にしてただいま上映中の映画のタイトルにもなっている「ボヘミアンラプソディー」が収録されているアルバム『オペラ座の夜』が発売されたのが1975年の11月21日ということで、明日でなんと43年が過ぎたことになる。
そこから遡ること8ヵ月、1975年3月に発売されたのが10CCというバンドの名盤『オリジナルサウンドトラック』でその冒頭のナンバーが、動画を貼り付けている「パリの一夜」という8分を超す大作ナンバーだ。昔から「ボヘミアン〜」はこのナンバーを参考にしたのではないかと言われていた。確かにそれは間違いないところではあるだろうし、クイーンのメンバーがあたためたアイデアの背中を押してもくれただろう。この2曲だけを取り上げてみるとすごく風変りで異色の作品という感じがする。

しかし英国のロックをいろいろ聴いていくとすでに60年代終わりぐらいにはザ・フーやキンクスがロックオペラに取り組み始めていたし、70年代前半のグラムロックやハードロックの時代にさえそういったロックとクラシックの融合はさんざん試みられていたことがわかってくる。つまりその2曲が時代の中でぽっかり浮いてしまうほどには特異なものではなく、むしろ英国人が長年培ってきたセンスそのものが端的に表現されているといった感じなんだよな、どちらかというと。だがそれにしても「ボヘミアンラプソディー」の破壊力よ。21世紀の今現在聴いてもあきらかに名曲だもんな、、

オレはいろんな人からその映画見ないの?と聞かれるわけだけど、狭量な音楽原理主義者であるオレは「じゃあさ、ビートルズのそっくりさんが演じているレットイットビーをお前は見たいわけ?」とかいう屁理屈を唱えながら日々やり過ごしているわけである。みんなが面白かったといえばいうほど、どんどん見る気を無くしていくオレ。ブームが過ぎて誰も語らなくなったころひっそり見ようかなと思っている。

今回は笑いなしで久々ブログ更新してみたけどみなさんごきげんよう。ちなみにオレが一番好きなクイーンのアルバムは『ジャズ』ね。


posted by オーナーセイジ at 16:23| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
近年の著名人をモチーフとした伝記映画を巡る状況は、映画としての完成度以前に「演じる俳優がどれだけ本人と似ているか?」という点が映画の評価と直結してしまう、という一種危険な様相を呈しているのでなかろうか。

例えば「緻密な取材を入念に重ね真実に忠実。しかし、出演俳優がことごとく本人と似ていない映画A」と、「劇中のエピソードは全てデタラメの妄想。しかし登場人物が驚くほど全員ソックリな映画B」が同時に公開された場合、一般大衆の心を掴み大ヒットするのはBに違いない。
全世界数億人のミーハーによる感動と喝采の陰で、真実を知る少数の誇り高いオタクは隅っこで愚痴を肴に安酒を飲むだけである。
せっかく21世紀になったというのに何も変わらない。

しかし、この伝記映画を巡る悲劇的な事態を抜け出す方法が1つだけある。それは何か?
それは「似てる似てないとかそんな事を考えさせない程の時空を超えたキャスティングをする」ということである。
初めから全く似ていない、ということを強調することでシナリオの完成度にフォーカスさせる作戦である。

続く
Posted by 3代目米倉涼子 at 2018年11月26日 20:31
ここで私が考えた一例をご紹介したい。
テーマはビートルズである。
有能なスタッフが10年以上の歳月を掛けてこれまでないクオリティで練られた最高のシナリオ、それを何と全員日本人で映画化する。
以下、私の考えたキャストを列記する。

ジョン・レノン 近藤真彦
ポール・マッカートニー 井上順
ジョージ・ハリソン 田村正和
リンゴ・スター 片山さつき
ブライアン・エプスタイン 堺 雅人
ラヴィ・シャンカール 片岡 鶴太郎
オノ・ヨーコ オノ・ヨーコ(本人)

いかがであろうか。ちなみに製作はイギリスなので彼らは全員英語で演技をする。
こんな幸せで狂った映画、あったら観てみたい。
私からは以上です。
Posted by 3代目米倉涼子 at 2018年11月26日 20:34
ひとまず力の入ったコメントに感謝感謝。そして指摘も鋭い。なによりリンゴスター役に片山さつきというぶっ飛んだセンスに唸らされる。
さてオレが2000年代において評価する音楽伝記映画は天才ブライアンウィルソンの光と影を描いた「ラブアンドマーシー」、若きジョンレノンを描いた「ノーウェアボーイ」、ボブディランを6人の俳優がそれぞれ演じる「アイムノットゼア」次点でフォーシーズンズを題材にした「ジャージーボーイズ」まあこんな感じ。
中でもディランのやつは3代目米倉さんが危惧するポイントをうまく回避した名作じゃないだろうか。監督はトッドヘインズ。役者は似てるのから似てないのまでそれぞれの解釈でディランを演じている。タイトルの「アイムノットゼア」というのがすでにディラン本人の不在を強烈に匂わせているともいえるわけだ。
こういった映画がボヘミアンの10分の1でもいいからヒットしてくれれば素晴らしいんだけどなあ。ちなみにこの映画がもう10年前のやつとわかってまじびびった。オレからは以上です。
Posted by seiji at 2018年12月04日 15:03
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